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中国占術と占星術の紹介

中国占術 卜占編

1..断易
2.六壬(りくじん)
3.奇門遁甲(きもんとんこう)
4.太乙神数(たいいつしんすう)
5.九星気学(きゅうせいきがく)
6.測字(そくじ)

 

 

「卜占」・・・事件や事柄を占う占術。

 

1.「断易」・・・・事件吉凶を的確に予測する占術
断易は、中国では「六爻」と呼ばれ、中国では最もポピュラーな占術です。日本では易占いと言えば、筮竹を使った周易がポピュラーですが、中国では周易よりも圧倒的に断易が人気があります。
断易は、吉凶の判断に優れると言われます。

 

2.「六壬神課」・・・・事件の内容を明確に予測する占術
六壬は、占った時間を基に吉凶の判断を行う占いです。六壬には幾つかの種類があり、「大六壬」「中六壬」「小六壬」「六壬金口訣」等があります。大六壬は、日本へも平安時代に伝来し、陰陽師達の間で用いられました。平安時代の貴族の間では、子供が生まれると陰陽師を呼んで、その子の運勢を占わせたと伝えられます。 安倍晴明の子孫による「占時略決」等の六壬書が現代にも残っています。 しかし、江戸期以降の陰陽道の衰退とともに日本の六壬の伝承は失伝したようです。
昭和にいたって、京都の阿部泰山氏が六壬の解説書を手がけ、また台湾の張耀文氏が透派の六壬を伝えたことにより、近年ふたたび脚光を浴びています。
今日の中国では、大六壬よりも六壬金口訣の方が人気が高いようです。金口訣の特徴は、時間に加えて地分という方位の概念を加えて判断することです。大六壬では、時間から吉凶を求めるために、同じ時間に別人から質問を受けた場合、次客法という時間をずらす方法を用いますが、金口訣では同じ時間でも、質問者の座った場所や訪ねて来た方位などを活用して、異なる判断が出来ます。

 

 

3.「奇門遁甲」・・・・諸葛孔明が用いた必勝の術

三国志で有名な諸葛孔明がこの奇門遁甲の術を大成したと伝えられ、孔明はこの奇門遁甲を用いることによって戦において連戦連勝したと伝えられる、本来は兵法として用いられた占術。
諸葛孔明 著といわれる遁甲書が現代にまで残っているが、実際には明代以降に書かれたもので孔明の書と伝えられるものを収集したものである。
かっての封建時代までは、奇門遁甲は国を脅かす学問と恐れられ一般人が学ぶことを禁じられた、ご禁制の学問であったと伝えられます。

 

日本国内では、方位術と思われていますが、実は様々な応用が出来る優れた占術です。

 

私の専門は、この奇門遁甲です。日本国内の奇門遁甲に加え、台湾、中国大陸、韓国などに伝わる様々な奇門遁甲を学びました。

 

 

4.「太乙神数」・・・・国家・社会の運気を読む為政者の占術
この占術は個人の命運を予測する術とは異なり、天下国家の将来を予見する占術で「測局占」と呼ばれます。この太乙に先の六壬・遁甲を加えた3つの術を合わせて三式と呼ばれ、時の賢者の必須占術であったそうです。
太乙神数は難解な占術で、中国でも使う人は少ないようです。
尚、測局占としては、ここでは紹介している他に「皇玉経世」という占術があります。また、私の専門である奇門遁甲も測局占を得意とします。

 

 

5.「九星気学」・・・・最もポピュラーな開運占術
九星気学は中国占術ではなく、我が国で創られた国産占術ですが、その原理は中国の五行・八卦・九星を発展させたものであるため、ここで紹介いたします。
一白・二黒・三碧・四録・五黄・六白・七赤・八白・九紫の九つの星を使用する占術。
江戸時代、松浦琴鶴という人物が、その頃中国から伝来した「陰陽五要奇書」という文献を基に、九星方鑑学つまり九星術という方位学を創出します。
気学は、大正時代に園田真次郎氏によって、それまでの九星術に独自の創意工夫を加えられ創始されたものです。
したがって、気学そのものは一般で思われていることとは異なり、比較的に新しい占術です。
九星気学は、方位・家相・傾斜法・同会法等、種々の占法がありますが、私は特に雑占に用いています。

 

 

6.「測字」・・・・中国では最もポピュラーな占術の1つ
日本国内では知名度が低いのですが、中国では昔から人気の高い占術の1で、中国のドラマや映画の時代劇の中で度々登場します。
この占術は、クライアントに心に浮かんだ漢字を1文字書いてもらい、その漢字を基にして吉凶を占います。

 

例えば、「心」という字を書いて、季節が秋であれば「愁」という字になります。
また、紙の中心に心という字を書けば「忠」という字になります。
このように書いた字から、別の漢字を派生させて判断していきます。
大変ユニークな占術です。

 

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